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まめまめ伊那谷日記

小林豊 絵本原画展

恒例、いたやの棚卸。
連休中は休みなく営業しています。

日曜日午後から、「風の谷絵本館」で行われている「小林豊 絵本原画展」に出かける。
(風の谷絵本館 開館10周年)

小林豊さん、大好き。
何年か前に、風の谷絵本館さんで小林豊さんの講演会があった。
子どもたちの方を向いて話してくださる方だったことがとても印象に残っている。

「ぼくは弟とあるいた」シリーズの原画が展示されている。
やわらかく温かいタッチの絵。子どもはたくましい。しかし、せつないのだ。

3.11を経てみると、「ひとごと」だったことが、リアルにズンと響いて伝わってくる。

小林豊さんの絵本は、日本が失ってしまったものがたくさんそこに描かれていて、
だから余計にせつない。
だけど、これからの日本はその失ったものたちを取り戻して、紡いで繋げていくのだ。
それが私たち大人の仕事だ。

以下、チラシより転載。

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「絵本と出会う日」

講演会は
5月8日(日)
講師 小林豊(日本画家・絵本作家)
演題 画家の目で見た社会゛今伝えたいこと゛
時間 午後2時30分~4時30分
会場 飯島町文化館小ホール
参加費 1000円(高校生以上)

その前の時間には、安江リエさんや池谷陽子さんによる「絵本読み聞かせ会」も。
時間は1時30分~2時15分
参加費・入場料 無料

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お問い合わせは「風の谷絵本館」さんまで。

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かわちゃんおにぎりライブ

ふぅ~なんとか終わりました。何がって。顎がはずれるほど緊張したアレです。

かわちゃん
かわちゃんの「おむすびライブ」inロッジ吹上
広島のかわちゃんは伊那でのライブは3回目。
私はかわちゃんライブは2回目。
そしてロッジのKちゃん作の玄米おむすびに、しかも手づくりのお醤油をたらりと
かけた焼きおにぎりはサイコーに美味。
かわちゃんのCDのタイトル「おむすび」は、「かわちゃんの唄は心の栄養」という意味だという
お話がありました。
うたも人柄もあったかくて、誰でも口ずさめそうな唄は心に優しい。

そしてとうとう、この時間が来てしまったのです。
私の「絵本朗読」の時間が・・・・。
「朗読」と紹介していただきましたが私がやっているのは「読み聞かせ」です。
「朗読」は芝居の要素が入るなり自由です。
「読み聞かせ」は絵本を伝えるのに重きを置くので、淡々と読むのが一般的です。

というわけで、最初に取りだしたのが
バージニア・リー・バートンの「ちいさいおうち」http://www.ehonnavi.net/ehon/64/%E3%81%A1%E3%81%84%E3%81%95%E3%81%84%E3%81%8A%E3%81%86%E3%81%A1/
テレビや新聞で全く報道しなくても、田ノ浦祝島や高江のことをユーチューブで見ることができます。
映像を観るたびに私はこの絵本を思い出します。でも今日は読みません
゛と紹介。
(書かれたのは大戦が終結する前。まったく、こんな文化がある国と戦争したって勝てるわけない)

昨日は新月でした
「満月をまって」
http://www.ehonnavi.net/ehon/12944/%E6%BA%80%E6%9C%88%E3%82%92%E3%81%BE%E3%81%A3%E3%81%A6/
でも今日はおかあさんを待ちます

というわけで「かあさんをまつふゆ」http://www.amazon.co.jp/%E3%81%8B%E3%81%82%E3%81%95%E3%82%93%E3%82%92%E3%81%BE%E3%81%A4%E3%81%B5%E3%82%86-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3-%E3%82%A6%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%BD%E3%83%B3/dp/4895726991
(ジャクリーン・ウッドソン作/E・B・ルイス絵/さくまゆみこ絵/光村教育図書)
を読みました。
「無償の愛」って、良く表現されるのは母親から子どもへの愛だけれど、これを読んでいつも
思うのは、子どもの親への愛こそ無償だと思う。その子どもの表情に泣けてしまう。
「待つこと」はせつない。そしてお母さんを誇りに思います。
いつか私も広い世界を見るだろう、とも思っています。

そして続けて「おおきくなるっていうことは」http://www.ehonnavi.net/ehon/445/%E3%81%8A%E3%81%8A%E3%81%8D%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AF/
を読みました。これはきっと子供向けに描かれた絵本なのだろうけれど、
私はこれを読んだ時、私も含めて日本中の大人たちに読んでもらいたいって思いました。
不覚にも泣いてしまいます。
地元と電力会社のもめ事にすり替えられる原発問題、埋立て許可を出したのに一度も見に行かない知事、スラップ裁判を起こす企業や国、現地に行っている人、行けない人、地元にもある、携帯中継基地局・ガス化溶融炉・学校給食センター化といった様々な問題、今つらい思いを抱えている人、苦しい人、あらゆる人に贈りたい、そう思いながら読みました。

いつも読んでいる場所は、小学校の教室なんだけど、こうして「大人の人たち」が、
ぐーーーっと集中してくる、という感じを初めて体験しました。
あとで夫に聞いたら、逆光でかなり絵本の絵が見にくかったとのこと、
それで目を凝らして絵を見ようとお客様がぐーーーっと集中されたのかな、とも思いました。

私は打ち上げに参加せずに失礼しました。
お土産に焼きたてのおいしいおいしいピザを頂いてきました。
ピザ

主催者のKちゃんの気持ちが繋がって繋がったあったかいライブでした。
そんな素敵なライブに、読み聞かせのおばちゃんとして参加させていただいてほんとに
ラッキー
幸せでした。
ありがとうございました。

12月8日

3年生のクラスへ読み聞かせの日。
2年前も3年生のクラスで読んだ。
「アンナの赤いオーバー」(ハリエット・ジィーフェルト文/アニタ・ローベル絵/松川真弓訳)
アンナの赤いオーバー
これからもたぶん、何年生の教室へ行っても12月は「アンナの赤いオーバー」


前日が8日だったので、3年生には難しいだろうと思いつつ、どうしても紹介したいと思った。
アニタ・ローベル
「きれいな絵なんかなかった」(アニタ・ローベル/小島希里 訳)

「アンナの赤いオーバー」は実話に基づいて書かれたお話しだと言うこと。
12月8日は日本が戦争を始めた日だと言うこと。
世界のあちこちで戦争になって、アニタ・ローベルさんは戦争が始まった時に5歳だった。
ナチスの迫害から逃れるために、お父さんともお母さんとも別れて、弟と逃亡生活を送った。
ということが書かれています。
今は難しくて読めないかもしれないけれど、高学年や中学生になって、
それとも大人になって、もしも思い出したら読んでみて下さい。
(この本は、思春期にスウェーデンに渡ってからのことも胸にくる)
(これを書いて残そうと思ったアニタ・ローベルさんの気持ちを汲めたなら)

読み聞かせの後、読み聞かせ仲間のお母さんたちと今日読んだ本やどうだったかなどを
井戸端会議する。
それがまたいつも楽しい。新しい発見や納得や、励ましや。

「3月8日ってジョン・レノンの命日だというイメージが強かった。開戦日だと
世間で言うようになったのは近年ではないか。それまではされたばかりの被害者という
立場だったかも」という話などなど。
なんだか世の中が悪くなってるように思うけど、3月8日が表に出て来たってことは、
意外と世界は良い方向へ動いてるのかもしれない。
(自分が意識するようになったことも含む)

絵本繋がりのお母さんと世間話のようにできるのがうれしいし何だか不思議でもある。
私は絵本を読んでただけなのに。
絵本を読んでできたゆるやかな繋がり。

やっぱり世界は悪い方ばかりは行ってないって気が付いてまた励まされた。

家族シリーズ

「虹の市」とっても楽しかったです!バタバタしていてなかなか記事が書けませんのです。
今日は下書きに入ってた文章です。

山田太一とか、倉本聰、山田洋次とかがやっぱり好きで。
今は全くテレビドラマ見ないけれど高校生までは完全なるテレビっ子だった。
この冬順番に、図書館から山田太一の「家族シリーズ」を借り始めて、昨日「夏の一族」を見終わった。
というと随分長いシリーズのようだけれど「春の一族」「夏の一族」「秋の一族」の3シリーズ。

山田太一の脚本は、リアルなセリフの中に機微があってとても味わい深い。それがツボにはまる。
古い古いアパートや下町や、無くなっていってしまうものを大事にゆっくり撮っているのもとても素晴らしい。
どの作品もモチーフは「家族」。古いものやしがらみや家族の関係までが面倒と、「家族」だって手を放したら無くなってしまいかねない。
俳優陣が素晴らしい。
緒方拳、藤岡琢也、渡哲也、加藤治子、はまり役だった原田知世(春の家族)もよかった。

「私の結婚なんだからお父さんたちには関係ない。」という娘に渡哲也が「お前の人生かもしれんが、子どもが生まれたことも自分たちの人生の中で大きなことだった。入学とか卒業とか、3人で迎えて乗り越えてきた。お前の人生かもしれないが娘の結婚なんていったら自分たちの人生の中でも大きな出来事だ、知らん顔なんかできない。」「3人で」とか「家族で」とか言う夫の言葉を聞いて、自分に対していつも「斜め」で「そのうちに背中を向けてしまう」と思ってた夫を考え直す妻。
「夫と血が繋がっていない夫の姉(加藤治子)」に対する妻の思いも、言い表せずに来たものがある日決定的になる。この「どう言ったらいいかわからなかった気持ち」「そんな気持ちが自分にあるとも気付かずに来てしまった気持ちに」ある日自分が気付く時のあの山田太一のやり方、なんでもない日々の中なのにオセロは白くなっている、そんな感じ。
ドラマ最後の加藤治子の独白は圧巻だった。戦後60年たっても癒えることのない心。
「うまくいかないから別れる、好きになったら結婚する。生きることはそんなに簡単なものじゃない。人を傷つけたことや他人の人生に及ぼしたことはそんなに簡単に忘れられることではない。」ふぅ~~~。

そういえば、もう20年以上前だけど、働いていたK病院の更衣室があったフロアのソファに、渡さんが腰かけていらっしゃったことがあり(そのころ軍団の方々を見かけた)持っていたファイルの裏表紙にサインをしていただいたことがあった。私はもちろんそれっきりだったけれど、、、おっと、ここからは20年以上たった今でも私は口が堅いので公表しませんが、誓って渡さんはかっこよくって素晴らしくジェントルマンなのです(らしいです。先輩からお土産話を聞くばかりの後輩)。
私も過去の思い出に生きるようになってしまったなぁ・・・(笑)。サイン貰っただけなのにねぇ・・・。

※軍団・・・軍団にピンと来ない世代の方は今日の話題は理解不能と諦めて下さいね。

この頃の本

小学校へ読み聞かせの日は「じゃがいもかあさん」(アニタ・ローベル/いまえよしとも訳/偕成社)4年生のクラスへ。
じゃがいもかあさん
アニタ・ローベルは大好き。表紙を見てアニタ・ローベルと分かる色使い。
青い軍服と赤い軍服を象徴するかあさんの洋服の色。じゃがいもとパックはモノトーン。
西の国と東の国の谷間に住む「かあさん」は戦争とは関係なく、子どもたちとじゃがいもを守ろうと畑仕事に精を出す。しかしある日、かあさんも子どもも畑も戦争に巻きこまれることになる。
アニタ・ローベルはポーランドで生まれ、子どもの頃ホロコーストも体験する。
物語は「ただし、へいだけは二度とつくりはしなかった」で終わる。

イスラエル側が塀建設を進める現在、アニタ・ローベルならどう思うだろうか。(分断するだけでなくパレスチナから水や農地を奪うためと言われている)
一度してしまった戦争はいつまでもいつまでもその爪痕をきれいにすることはできない。

「考えない練習」(小池龍之介/小学館)
考えない
さんざ考えて考えた末に買った本。
目の下まぶたが私の意思とは関係なくピクピク(三叉神経)すること一か月。
眼科では「目の疲れ」と言われて目薬を処方され、りらくいんとすみれ庵さんにもお世話になった。
が、重大な病気が隠されていてはいけないと思い、漢方を処方する池上医院に行ったら「ストレスとか疲れとか考えすぎ。」のようなことを言われた。重大な病気が隠されていることは確立としては0.1%くらいとか。
自分では「ストレス」ということが一番当てはまると思う(笑)。
それで結局、考えない練習が自分には必要だと思い考えた末、この本を買ったわけ。
「自分は考えすぎのようだ。」と感じている人が12万人もいると思うと励まされる。悩みどころは同じかも。
「イライラ」や「不安」は練習でなくせるそうです。
まだ読んでいないので考えない練習はできていません。
考えながら読むんだろうなあ。考えて読んだ結果考えなくて済むようになったらまた報告します。

夜光林
夜光林
長女が通う高校の文芸部で毎年出す「夜光林」。文化祭にて購入500円。今年は「詩」と「小説」部門らしい。なかなかの力作揃い。

「安心して絶望できる人生」(向谷地生良 浦河べてるの家/生活人新書)
べテル
この本は、楽天堂さんのMLで紹介されて、その題名にひかれて図書館で借りて読んで、この度自分でも購入した本。
帯を紹介させていただきます。
『病気なのに心が健康になってきた。
精神病を抱えた人たちが、自分で自分の助け方を見つける浦河べてるの家。今日も順調に問題だらけだ!
「自分を廃業したい」
そういっていた4人の「虚しさガールズ」。
一人は「人間アレルギー症候群」。
一人は「自分コントロール障害」・・・
その4人が何と起業に挑戦。社名は「むじゅん社」。
起業理念は、
①虚しさを絆に、②体と心にやさしい会社づくり、③いつでも廃業、④期待されない会社づくり、⑤安心してサボれる、潰れる、通える、語れる会社づくり、⑥命がけの苦労の体験が資本・・・
絶望の裏側から彼女たちが感じ取った、逆転の人生哲学とは?』

私も倣って発想を転換してみようと思いました。落ち込んだ時は「なかなかいい落ち込み具合だな。」とか。
「自分なんか・・・。」って思い始めたら「なかなかいい謙遜状態だな。」とか。
どうしても気にしちゃっしょうがない時は「なかなかいい気にし具合だな。」とか。
この本はかなり実践に役立てます。
そしてやっぱりいろんな人と生きていきたいと思う、自分も人も好きになる本です。