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まめまめ伊那谷日記

やめられない 棚卸しと「悼む人」

1年中で一番気乗りのしない季節がやってきました。

「棚卸し」

今日から一気に「棚卸し」の空気に包まれます。

私の担当は、調味料、食品、フェアトレード、雑貨類。

計算は義母がやってくれるのでさっさと数えて渡してしまえば終わりなのに、なかなかぐたぐたして数えられない。在庫はほんとに悩ましい。

こんな時に、いやこんな時だからこそ、ついつい。
ついつい手を伸ばしてしまうもの。それは。
あぁ、ずっと読んでいたい。夜更かししてしまう。2/3くらい読んだ。
悼む人
天堂荒太の「悼む人」(文藝春秋)。

何年か前に新刊「永遠の仔」(上下巻)を読んだ。
そのテーマのあまりの重さが衝撃的で、そのあと、お馴染みの装丁(木彫りみたいなお人形の絵の表紙)を本屋さんで見かけても(あっ、新刊が出たんだ、と思っても)手が出なかった。
また打ちのめされそうで。
いえいえ、天堂さんはきっと、とても痛々しいほど真面目で誠実で愛にあふれた方なんだということが十分にわかるのだけれど。
(なにしろ、中学の頃「エースをねらえ!」と「ベルサイユのばら」にすっかりはまりこんで、どうしてどうしてオスカルは、アンドレは、藤堂さんは、宗方コーチはなんでなの!と、愛を貫く彼らに日常生活をすっかり奪われ翻弄された私なのです)

死者を悼んで旅を続ける青年を軸に話は進みます。
生と死が語られる。
人の死に軽重をつけるような認識が私たちの中に無いだろうか。
おこがまくも、私に(そんな認識が)あるだろうかと思っていても読み始めて気付かされる。
先日ドキュメンタリー映画「パレスチナ1948 NAKBA」を観た。
「悼む人」は、9.11やアフガニスタン、イラク、パレスチナに繋がっていると、それが根底じゃないかと思った。そんな国名は出てこないけれど、そう思った。

ここらへんで在庫数え、始めます。

コメント


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私も天童さんの本は何冊か読んでいて(「永遠の仔 」「家族狩り」「あふれた愛」)、感情移入してしまう私にはきつい時がありました。
それでも、読みたくなる時も来たり、深く深く感じて考える時には何か引き出してくれる気がする作家さんです。

人の死に軽重をつけるような認識・・・やはり物質主義だからでしょうか。目に見えないものは全て「無」という片付け方をしているからでしょうか。


ところで、個人的に、棚卸し、結構好きです(笑)
今度お手伝い出来ることがあれば、声かけて下さいね〜!

maUmi | URL | 2009年05月01日(Fri)09:51 [EDIT]


maUmi さん、コメントありがとうございます。
天童さんの作品はほんとに深いですよね。こんなの書いて天童さんの精神状態は大丈夫だろうかつらくないかと心配さえしてしまいます。余計なお世話か。

棚卸しはねぇ。やってるうちに、こんなに在庫がなければ商売ができないのか、とか。いろいろ考え始めちゃうんですよ・・・。

まめみき | URL | 2009年05月01日(Fri)12:11 [EDIT]


 

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