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まめまめ伊那谷日記

お歳取り

「お歳取り」は方言らしい。
このことについて、伊那谷方言研究会会員としてはいくら忙しい年の瀬とは言え、
言及しなければならない。

毎年ブログに書いている気もしないではないですが。

「お歳取り」の活用法として、
「お歳取りの魚は何?」(ぶりか鮭)
「お歳取りのお酒は何にするの?」
「お歳取りは6時半ころには始めたいよね」
「お歳取りの材料はそろってる?」
「さて、お歳取りできるかな」
「お歳取りしたもんで部屋に戻ってもいいよね」
「いいお歳取りだったよね」

などなど。

31日の夕夜行う。
うちのお歳取りは、紅白がぎりぎり間に合うかどうかくらいになってしまう。
メニューは、
・魚入りの粕汁(鮭が多いかな)
・おせち一般(黒豆・おなま酢・数の子・かまぼこ・伊達巻・田作りなどなど)
・ちょっといい酒

神棚にお酒をしんぜて(しんぜて?)みんなでいただきますをして、飲んだり食べたり。
上記メニューは絶対欠かせないもので、各家庭で幅があると思う。
これがなければ、というのが各家庭にそれぞれあると思う。
近年はお刺身の盛りなんかがプラスされる。(私の子どもの頃は無かった)
(私は大人になるまで殆ど食べたことが無かった)
ぶりの照り焼きも一般的。
特に独特なのは、魚が入った粕汁か。
粕率が高い、非常にドロドロした汁物。
これはいたやでは、義母の担当。
中身は、ちくわとかかまぼこの場合も有り。
子どもの頃はこの粕汁が食べられなくて・・・中身だけ食べてましたね。
ピーナツや甘栗なども食べますね。

つまり「お歳取り」とは、みんなで粕汁を食べて、早くもおせちを食べながら酔っ払って一つ年を取る、ということかな。

これだけでもちろんお腹いっぱいになってしまうので、年越しそばなんていつ誰が食べるんだろう、
というのが長い間の謎だったけれど、
どうも都会あたりでは、「お歳取りのごちそう」ってなくて、
お重に入ったおせちは、31日には手を付けないものだということを近年知った。
31日の夕御飯は質素に済ませて、おそばを食べるんだそうだ。(ちょっと違うかな?)

そしてうちの場合、次女の誕生日でもあるので、
誕生日会も兼ねる「お歳取り」なのである。
「今まで誕生日会も兼ねていたとは知らなかった」とは次女の弁。
そう、なんとなく忘れてしまう。
だって、1年中で一番忙しい日なんだから。酒屋にとって。

そして、美味しい海の幸を無邪気に子ども達に食べさせることができなくなってしまった。

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